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7月に刊行されたサラ・ロイ著『なぜガザなのか』。今年2月に緊急復刊された『ホロコーストからガザへ』(初版2009年)の続編という本書は重要な一冊でありながら、出なければ良かった一冊とも言えます。
現在のパレスチナの人々が置かれている状況は10/7起点で起きたことではないし、圧倒的な力の不均衡の上で暴力にさらされ続ける状態が「どっちもどっち」で語れるようなことでも、解決できることでももはやなく、知ろうとすれば知るほど日本に住む私(たち)に無関係ではないことを思い知らされます。
善きこととされてきた「人道支援」という名のもとにその土地の人達が自立する力を奪ってきたこと、今現在のいびつな世界情勢を作った植民地主義について、そしてガザを実験場として武器の製造販売を発展・進化させてきたイスラエルとその顧客である日本のことも、もっともっと思い知らなければいけないし、思い知って無力感を抱えて立ち止まってもいけないと思っています。
そこで、この両作の共訳をした早尾貴紀さんをお招きして、本作のお話を聞きつつ、パレスチナと私(たち)を接続する回路を各自が模索できるような、そしてそれを絶やさず続けるための作戦会議になるような時間が作れたらと思いました。
また、前回の山本浩貴さんへの応答をお寄せくださった早尾貴紀さんを、こうして今回お呼びすることができて縁が繋がっていくことをとても嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
登壇者プロフィール
早尾貴紀(はやおたかのり)
1973年生まれ、東京経済大学教員。パレスチナ/イスラエル研究、社会思想史研究。
ヘブライ大学客員研究員として2002-04年(第二次インティファーダ期)に東エルサレム在住、その間に西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワーク。
サトマキ
スナック社会科主宰。中年。特に明記する学歴やキャリアなし。それでも生きてます。
日時:2024年9月28日(土) 17:00〜20:00 *途中で15分ほど休憩を挟みます
会場:本屋lighthouse *JR/京成幕張駅より徒歩6分 〒262-0032 千葉県千葉市花見川区幕張町5-465-1-106
定員:店内10名/配信無制限 *配信はアーカイブ(録画)もご利用可能です
参加費:店内1500円/配信1000円
(配信の場合、困窮割・学割 500円、応援チケット 3,000円、もっと応援チケット 5,000円もあります)
書籍つきチケット:『なぜガザなのか』つきのチケットも販売します。店内参加の場合は当日3080円を追加でお支払いください。配信参加の場合は、3080円+送料250円が加算された書籍つきチケットをお選びくださいませ。(千葉市幕張の本屋lighthouseより発送します)
配信について:リアルタイム/アーカイブ(録画)ともにツイキャスを利用します。アーカイブはイベント日より2週間後まで視聴可能です。
情報保障について:当日リアルタイムでの情報保障が難しいため、後日「文字起こし&編集を施した記事」にして販売します。こちらは文字情報のみで、500円での販売を予定しています。
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