「戦闘の勝利は攻撃と防衛の組み合わせで得られる。攻

「戦闘の勝利は攻撃と防衛の組み合わせで得られる。攻撃の機能目的は敵軍の撃破である。それは敵意を破砕するか、軍機能を破壊するかで得られる。防衛の機能目的は敵軍の攻撃を粉砕することである。防衛において敵の攻撃を破砕するためには逆襲や先制攻撃という限定攻撃がなければ成立しない。しばしば誤解されることであるが、限定攻撃だけでは攻撃している敵軍を撃破することは出来ないし、それが目的ではない。防衛で敵を撃破する時は、攻撃転移しなければならない」
J・F・C・フラー少将

フラー少将といえば、ww2時、ドイツ軍の快進撃を成功させた電撃戦の理論を初めて構築した「機甲戦」を開発した人物である。

この名言は戦争についても当てはまる。国防戦争は敵の侵略を破砕することが機能目的であり、敵国を撃破することではない。国防戦争においても限定的攻勢が不可欠の手段である。

教科書が教えない日露戦争 著 松村つとむ(一部省略と書き足しを行なった)

この格言及び松村元陸将補の解説は現在の国防問題に当てはまることではないだろうか?

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