北朝鮮の軍事力について、武内先生が紹介されている記

北朝鮮の軍事力について、武内先生が紹介されている記事があったのでご紹介いたします。
具体的な数値などはリンク先のサイトで確認していただくこととして、この記事を見ると、軍事組織では、現役と予備役を合わせるとww2時のドイツで軍人の比率が一番高かった数値に匹敵するほどであり、準軍事組織を合わせると総人口の3割を占めるそうです。確かに兵員数は圧倒的ですが、実際にどれほど動員できるかは疑問に残る所ですし、人員が足りなくなり、労働力が枯渇し、経済が破綻する恐れが大いにあります。ですので、長期戦に持ち込むのはかなり難しいと思われます。
また、核戦力についても実際に使用できる段階にあるかどうかは分からないとされており(当時)、現時点においてもそれは同じです。チャンネルくららの国防ニュースでお馴染みの伊藤元海将も大気圏再突入の技術がまだ備わっていないと指摘しています。また、それはあくまで弾道ミサイルの実験であり、核実験はまた別です。日本では上空に飛ばされたりして、ここら辺の区別を冷静に出来ていないようですが、核実験は別個で行われています。ここにも注目すべきでしょう。
それから、通常戦力では近代化の兆候が見られず、旧ソ連製などの旧式兵器が目立つと指摘されています。
つまり、核抑止の中、通常戦力の衝突が懸念されます。事実、冷戦期において、ソ連は通常戦力の拡張をしたこともあり、通常戦力を用いた電撃戦を計画したことがあります。結果的には地域核の配備によって頓挫しましたが、その可能性は十分にある訳です。しかし、現時点における北朝鮮の通常戦力では、このような衝突はまず無理だし、攻勢的に出るのも防勢に回るのも難しいと考えられます。このような考え方からまた新しい北朝鮮の分析もできるのはないでしょうか。

militarywardiplomacy.blogspot.jp/2017/..

댓글