「怪談は現代の神話なのか!?」
「神話と怪談」の共通点とは?
「怖い女」「怖い家」などで著書で怪談も現代の神話として取り上げる神話学者の沖田瑞穂先生と、最新作「災禍の神話学」などを取り上げながら、現代に生きる神話。そして怪談に切り込みます。
お相手は、語り手としても作家としても今年前半の怪談界の話題をさらった「若本衣織」さん。
膨大な文学的バックボーンで、怪談界に新しい風を吹き込んだ「蛙坂須美」さんとともに怪談を「知」します!!
これは必見です!!
超お得な「災禍の神話学」とのセットチケットもございます。
この機会にぜひ!!
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『災禍の神話学:地震、戦争、疫病が物語になるとき』
沖田 瑞穂 著
厄災はなぜ、聖なる物語でなければいけなかったのか? ウクライナ侵攻、震災、コロナウイルス──私たちの生きる現在と神話を接続する、危機の時代の神話学。
地震、戦争、疫病。人類の歩みと切り離せないこれらの災禍は、ときに悲劇として、ときに福音として、ときに英雄譚として語り継がれてきた。そしてこの「災厄の物語化」は、多くの宗教にとって重要な要素であり続けてきた。
本書では世界各地の神話を紹介しながら、人類が災厄を乗り越えるためになぜ神話を必要としたのか、その方法とは何だったのか、人間と宗教の歴史、その営みの意義に迫る。
【出演】
●沖田瑞穂(おきたみずほ)
神話学者/文学博士/大学非常勤講師/神話学研究所所長。 著書『怖い女』『マハーバーラタ入門』『世界の神話』『マハーバーラタ、聖性と戦闘と豊穣』『インド神話』『すごい神話』『怖い家』など。日本推理作家協会会員。日本文芸家協会会員。
【聞き手】
●若本衣織(わかもといおり)
神奈川県出身在住。第2回『幽』怪談実話コンテストで「蜃気楼賞」に入選。近共著に、神沼三平太とのふたり怪談『実話怪談 玄室』(竹書房)、『趣魅怪談』(彩図社)、著書に『忌狩怪談 闇路』(竹書房)がある。
●蛙坂須美(あさかすみ)
作家。東京都墨田区生まれ。2022年『瞬殺怪談 鬼幽』でデビュー。実話怪談の著書に『怪談六道 ねむり地獄』、共著に『実話奇彩 怪談散華』『実話怪談 虚ろ坂』(いずれも竹書房)等がある。その他『代わりに読む人』『小説すばる』『小説宝石』にエッセイや評論、掌編小説の寄稿も行っている。
●住倉カオス(すみくらかおす)
出版社のカメラマンとして数々の事件現場や心霊事件取材に携わる。
その怪談は、実地の心霊取材に基づく【ドキュメンタリー怪談】とも呼ぶべき独特のスタイルである。著書に「百万人の恐い話」「呪霊物件」など