taka_add9のプチ音楽講座その17

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「四和音」の説明に入ります。

「四和音」の基本形は「三和音(トライアド)」に「7度」の音を加えた和音です。
ここから発展して様々な「四和音」が作られています。
「7度の音を加える」と言う事から「セブンス・コード」とも言われています。

皆さんが良く目にする「C7」「CM7」「Cm7」は全て「四和音(セブンス・コード)」です。

ここで少しコードを見る時に注意してほしい点をお話ししておきます。

上記のコードの先頭の「C」は、そのコードのルート音を示しています。

例えば「F#m」ならば「F#」がルート音となります。
通常は「F#マイナー」と読みますが、言い変えると「F#のマイナー・トライアド」とも言えます。
つまり、この場合の「m」は「マイナートライアド」を意味しています。
「F#m」は「F#」と「m」を組み合わせたコードと理解してください。

これが「四和音」になると少し注意が必要です。
上記の「CM7」と「Cm7」では分け方が違います。

「CM7」は「C」と「M7」
「Cm7」は「Cm」と「7」

と言う具合に分けて考えます。

通常「メジャートライアド」の時は「C」や「F#」のように「ルート音」のみで表記されます。
これは「四和音」でも同様です。

「セブンスコード」の場合は「長7度」と「短7度」を区別するため「長7度」は「M7」と表記し、「短7度」には何も付けません。

したがって、

「C7」は「Cメジャートライアド」+「短7度」
「CM7」は「Cメジャートライアド」+「長7度」
「Cm7」は「Cマイナートライアド」+「短7度」

と読み解きます。

これは「セブンスコード」の独特な表記で紛らわしいですが、とても重要なので、しっかり覚えておいてください。
考え方としては、大文字の「M」は「7」とセットになり、小文字の「m」は「ルート音」とセットになると覚えておけば良いでしょう。

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