taka_add9のプチ音楽講座その17 2022/03/19 13:21 Facebookでシェア URLをコピー 報告 taka_add9のプチ音楽講座その17「四和音」の説明に入ります。「四和音」の基本形は「三和音(トライアド)」に「7度」の音を加えた和音です。ここから発展して様々な「四和音」が作られています。「7度の音を加える」と言う事から「セブンス・コード」とも言われています。皆さんが良く目にする「C7」「CM7」「Cm7」は全て「四和音(セブンス・コード)」です。ここで少しコードを見る時に注意してほしい点をお話ししておきます。上記のコードの先頭の「C」は、そのコードのルート音を示しています。例えば「F#m」ならば「F#」がルート音となります。通常は「F#マイナー」と読みますが、言い変えると「F#のマイナー・トライアド」とも言えます。つまり、この場合の「m」は「マイナートライアド」を意味しています。「F#m」は「F#」と「m」を組み合わせたコードと理解してください。これが「四和音」になると少し注意が必要です。上記の「CM7」と「Cm7」では分け方が違います。「CM7」は「C」と「M7」「Cm7」は「Cm」と「7」と言う具合に分けて考えます。通常「メジャートライアド」の時は「C」や「F#」のように「ルート音」のみで表記されます。これは「四和音」でも同様です。「セブンスコード」の場合は「長7度」と「短7度」を区別するため「長7度」は「M7」と表記し、「短7度」には何も付けません。したがって、「C7」は「Cメジャートライアド」+「短7度」「CM7」は「Cメジャートライアド」+「長7度」「Cm7」は「Cマイナートライアド」+「短7度」と読み解きます。これは「セブンスコード」の独特な表記で紛らわしいですが、とても重要なので、しっかり覚えておいてください。考え方としては、大文字の「M」は「7」とセットになり、小文字の「m」は「ルート音」とセットになると覚えておけば良いでしょう。